グッドプレイヤー

高齢化や人口減少によるさまざまな課題を見据えながら、それぞれの思いを持って飯山で事業を営み、挑戦をするグッドプレイヤーのみなさんをご紹介します。

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高野理恵子さん:地域の人が活動・活躍するコミュニティレンタルスペース「ひなたやまロッジ」から、飯山の魅力をデザインして発信

飯山市の菜の花公園を見渡せる場所にあるコミュニティレンタルスペース「ひなたやまロッジ」。周囲の自然が感じられる心地よい空間は、ご近所の人たちの気軽な集まりや、絵画教室などの会場として、地域の人たちに利用されています。 住まいに隣接する空き家を購入したことがきっかけで、このレンタルスペースをオープンした高野理恵子さんは、個人事業主として起業し「ひなたやまデザイン」を設立しました。 レンタルスペースの運営以外にも、地域の魅力や文化をつないでいくための取り組みをはじめた高野さんにお話をお聞きしました。 空き家だったお隣の建物を購入することに 夫婦と子供3人で暮らしていた高野さん一家...
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村松裕也さん:地元の酒「北光正宗」を守りながら、杜氏として技術を高めて国内外へ挑む角口酒造店6代目

25歳の若さで酒造りの総責任者である杜氏に就任して12年になる村松裕也さん。地元で長く愛される奥信濃の地酒「北光正宗」の伝統を大切にしながら、地元外、そして海外でも評価される酒造りにも熱心に取り組んでいます。 さまざまな製造技術を身につけるためのマニアックな試験製造ブランドや、同級生の酒蔵の跡取り5人でテーマに沿った日本酒をそれぞれが作る「59醸(ゴクジョウ)」の活動など、日本酒ファンの話題を集める企画で情報発信にも力を入れています。 角口酒造店の6代目として、蔵を発展的に成長させるために続けてきた数々の挑戦についてお聞きしました。 大学卒業後、入社1年半で杜氏に就任することに! ...
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志田吉隆さん:山伏として農業をやることで小菅の信仰を守り、その魅力を伝えたい

かつては戸隠や飯綱と並ぶ、北信濃の三大修験場だった飯山市の小菅(こすげ)。この土地に惹かれて山伏の修行を始め、東京から移住。小菅の信仰や歴史を多くの人に体験してほしいという思いを持って、さまざまなアプローチを展開している志田吉隆さんにお話をお伺いしました。 地域おこし協力隊として活動後、働きながら農業を学ぶ 小菅に住んで5年目となる志田さん。移住後に結婚して子供も産まれ、現在10か月の長男と奥様の3人で暮らしています(2021年4月現在)。 移住してから3年間は、飯山市の地域おこし協力隊として農産物や観光のPRをしていました。“飯山市の非公式山伏”として、白装束でほら貝を吹く姿を...
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サム&リアン・ビュキャナンさん:雪が好き! 理想のライフスタイルを実現するために飯山を選んだふたりが経営するロッジ「ハンターズゲート」

飯山市内に小さな家を購入し、自分たちが望む“セルフ・サステナブル(自給自足)”なライフスタイルの実践をはじめた、アメリカ出身のサムさんとイギリス出身のリアンさん。地域の人たちとつながったことで、さらに理想に近づき、戸狩温泉スキー場のすぐそばで、ロッジ「ハンターズゲート」を営んでいます。 元旅館を全館一棟貸切のロッジにリノベーション 10年以上前に閉業し、3年ほど空き家だった旅館をリノベーションしてオープンさせた「ハンターズゲート」。客室は7部屋で、19人まで宿泊可能。男女別の大浴場や、自炊ができるキッチン&ダイニングもあり、全館一棟貸切というスタイルで営業しています。 ロッ...
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池田剛さん:廃棄されていた鹿革を生かして持続可能なスモールビジネスを目指す

NPO法人「ぱーむぼいす」(*)の理事長、池田剛(つよし)さんは、地元で捕らえられたニホンジカの皮を製革し、革製品の素材として蘇らせる「鹿革プロジェクト」を進めています。 *NPO法人ぱーむぼいす…不登校や引きこもりの青少年の自立支援、高卒資格取得支援、小学生からの学習支援など、社会になじめず困難を抱える若者たちの支援事業に取り組んでいるNPO法人 鹿革プロジェクトをスタート 10年ほど前から猟友会に所属している池田さんは、動物に対する畏敬の念を持って向き合う狩猟の先輩たちから、地域の中に製革の技術がないために、仕留めた鹿の革を生かすことなく廃棄せざるを得ない現状を知りました。 ...
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福澤龍一さん:人と人とをつなぐ場所であり、つなぐ人でありたい

戸狩温泉スキー場近く、民宿が多く建ち並ぶエリアにある「Cafe&ber&music ambis(アンビス)」。青と白が基調の外装に、インテリアもアメリカンな雰囲気の店内で出迎えてくれるのは、オーナーの福澤龍一さん。 「楽しい事、好きな事しかしていない」と話す福澤さんの店には同級生や地元の常連さんが集まります。 「ambis」は、英語の「ambitious」(大望、野心のある)「ambient」(周囲の、環境の)などから連想して福澤さんが考えた名前。 そこには、「店を開いたのがゴールじゃない」という思いが込められています。 長野市内の店で働いていた20代 ambisは、福澤さんが...
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小林勇希さん:地域の伝統野菜「坂井芋」を100年後につなぐために。農業の楽しさを見せていきたい

生まれ育った木島地区坂井で、「信州の伝統野菜」に認定されている里芋「坂井芋(さかいいも)」を作り始めて8年目。生産者が集う木島里芋研究会で、地元の名前がついた坂井芋を継承していく活動に、熱心に取り組んでいる小林勇希さんにお話をお伺いしました。 江戸時代から栽培されていた坂井芋 現在の坂井芋のルーツは、江戸時代に伊勢参りに行った際に、水に強い作物ということで持ち帰られたとされる里芋。千曲川沿いにある木島地区のなかでも、坂井で作られた里芋がおいしいと評判だったため、坂井の里芋などと呼ばれていたそうです。 昨年は台風19号の影響で、千曲川沿いの畑が浸水してしましたが、無事に坂井芋を収...
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横川良太さん・友香さん :自分らしく自由に、という夫婦の思いが実ったカレー専門店「カリースパイス山路」

新型コロナウイルス感染者数が急増し、緊急事態宣言が全国に拡大していた2020年4月。飯山市内にスパイスカレーの専門店「カリースパイス山路」が新規オープンしました。 老舗の「スナック山路」を間借りし、テイクアウトのみで営業を開始。それから約5か月が経ち、今ではInstagram(インスタグラム)の口コミなどで、市外からのお客さまも多く訪れているそうです。 飯山の人気店になりつつある「カリースパイス山路」の横川良太さん、友香さん夫妻にお話をお伺いしました。 夫・良太さんがスパイスカレーを作りはじめた理由 スパイスカレーを作る横川良太さんは白馬村の出身。小学生の頃からスキージャンプを始め、今...
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太田千草さん:ご近所の方々をデザインでサポートする仕事を、持続可能なかたちで続けていきたい

ご近所の方々をデザインでサポートする仕事を、持続可能なかたちで続けていきたい 大好きなスノーボードを、ニュージーランドや北信州で楽しんでいた太田千草さんが、長野県飯山市に移住したのは15年前。 築100年ほどの民家をリノベーションしたご自宅で、夫と6歳のお子さんと暮らし、ウェブサイトやパンフレットのデザインの仕事を個人で受けています。 飯山の豊かな自然環境をうまく活用したプロジェクトや、地域での関係性を大切にした仕事の仕方についてお話をお伺いしました。 スノーボードをしながら、どこででもできる仕事を 太田さんは千葉市出身。 絵を描くのが好きで、大学の芸術学部を卒業後、東京の広告制作会社で...
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羽多野隆三さん:地元の旬の食材を古民家で。飯山での暮らしを楽しみながら営む「旬菜料理はたの」

何よりも、お客様に最高に喜んでもらいたい 飯山市の中心部から離れ、農地が広がる藤ノ木区。 この地に2015年3月1日にオープンし、丸5年を迎えた「旬菜料理はたの」。 落ち着いた雰囲気の古民家で、季節ごとの旬の食材を活かした料理が堪能できるとあって、2ヵ月に1回のペースで通う常連客が多く訪れています。 料理を手掛けているのは、代表の羽多野隆三さん。 春は山菜、夏は天然の鮎、秋はきのこ、冬はジビエが強み。約9割は飯山産という羽多野さんが厳選した食材で、「何よりも、お客様に最高に喜んでもらいたい」と、日々提供しています。 食材へのこだわり 雪が解ければ、羽多野さんが自分で山菜を採りに。冬を迎えても...