2019-03

グッドプレイヤー

小林直博さん:地元愛から生まれるフリーペーパー「鶴と亀」。一人多役なライフスタイル

飯山で楽しみ、住み続けるための仕事や暮らしの選び方 フリーペーパー鶴と亀の制作、そしてフリーカメラマン兼編集者として全国を飛び回る小林さん。店頭に置くとすぐになくなってしまうという話題のフリーペーパーが生まれたきっかけやその奥にある地元への愛をお聞きしました。 じいちゃんばあちゃんとヒップホップ 奥信濃の日常を切り取ったフリーペーパー鶴と亀。田舎の美しさを表現するようなものとは真逆の光景が紙面を埋め尽くしています。 そこに写るのは、おじいちゃんおばあちゃんのありのままの姿。JAのキャップを斜めにかぶり、タバコをふかすおじいちゃん。柄オン柄のカラフルな作業着やかっぽう着スタイルで手押し車を押...
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深田悠平さん:両親と共に切り盛りする「そば処 幸輪」を、人がつながる地域の交差点へ

そば屋発 人がつながる地域の交差点へ 冬はスキーのインストラクター、夏はフリーで様々な仕事をしながら、両親と共にそば屋の切り盛りする深田さん。現在は営業活動やweb発信などを担当しつつ、時々店でも腕をふるっていますが、そろそろ店へ専門的に入れるかなというタイミングで、これまでのこと、そして今後の夢などをお聞きしてきました。 そば粉と水のみで打つ生粉(きこ)打ち十割そばとは 「『こんなに歯触りがしっかりしてつるつるしているのに十割のわけがない!』というお客様もいらっしゃって、その方には『よかったら、朝来て打っているところを見てください。』と話しました。そしたら、本当に翌朝いらっしゃって、うちの...
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平田真澄さん:和紙職人になって飯山の文化を残したい。地域に対する責任と感謝の思いを胸に

伝統工芸の継承と発展、飯山に残していきたい景色 和紙職人の見習いとして、飯山市へ移り住んで10年目(2019年現在)を迎える平田真澄さん。大学時代から伝統工芸に魅せられ、文化財の修復や、平安時代の和紙の再現と研究をしていました。 就職と同時に一旦は伝統工芸から離れたものの、“本当の豊かさ”を考えた時、もう一度仕事として工芸品に取り組むことを決意。今回のインタビューでは、飯山を選んだ理由や移り住んでの悩み、そこから見えてきた可能性をお伺いしました。 自分自身の生き方を考え、離職を決意した30歳 はじめの就職先は、京都のアパレル企業。そこでバイヤーや販売の経験を積んできました。「和紙の道に進む...
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浅野慧さん:移住して好きを仕事に。飯山のアウトドアの魅力をアクティビティセンターから発信

飯山市は、まだまだ活かしきれていない資源の宝庫 “アウトドア”と聞いて、どんな場面を思い浮かべるでしょうか? 飯山市近隣では2015年3月から、野沢温泉村、山ノ内町、木島平村、志賀高原や妙高など、9市町村を横断する観光連携が行われています。このエリアを信越自然郷と呼び観光資源の柱の1つとなるものこそが“アウトドア”です。その拠点施設として、飯山駅には“信越自然郷アクティビティセンター”が設置されました。その運営を担うのは、ご自身もアウトドア大好きという浅野さんです。飯山に移住して4年、地域との関わりの基盤が出来てきたという浅野さんに、このエリアに眠る資源や、これからのアウトドアについてお伺...
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高柳克章さん:雪国で木製ビニールハウスを開発。戻ってきてわかる飯山の挑戦しやすい土壌

地元に戻って約20年、今だからわかる飯山の挑戦しやすい土壌 飯山市で60年あまり続く株式会社北誠商事は、雪深い飯山の暮らしに根ざした総合建設企業です。地震に強く、断熱に優れた木造建築を得意とし、最近では木製ビニールハウスの開発にも取り組んでいます。北誠商事の跡継ぎとして、青年会議所や地域の活動にも広く取り組む高柳克章さん。自らが歩んできたからこそわかる、飯山の魅力を語ってくださいました。 何事も後ろ向きだった20代 高校は、長野市の長野工業高等専門学校(高専)へ進学。当時の先生の勧めを受け、土木の道へ進みます。「もともと長男なので、飯山に戻ってくるんだろうなという思いはありましたね。順序はど...
ニュース

飯山GoodBusinessMeetingの第3回が行なわれました

飯山GoodBusinessMeetingの第3回が行なわれました。 第3回のテーマは「クリエイティビティ」と「エコシステム」について考えました。 20世紀的なビジネスが行き詰まりを露呈する中、これまでとは違うやり方でグッドビジネスを生み出す人々が各地で生まれています。 講座の中で日本各地のグッドビジネスの事例を学び、要諦を共有しました。 そして創造的経営のポイントをワークショップ形式で体感し、各自のビジネスをグッドにして行く具体的なアイディアを共創しました。 最後に参加者それぞれの皆さんの始めたいことや作りたいものなどを発表し、これを「一緒に考え始めましょう!!」と呼びかけをしました...
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鷲森秀樹さん:仏壇の町「神仏の鷲森」6代目。消滅しつつある伝統技を、地元・飯山から発信

消滅しつつある多くの伝統技を、地元・飯山から発信 神仏の鷲森の6代目。20代でUターンした鷲森さんは、新商品の開発や、伝統工芸の産地形成、また、飯山市若者会議など、多くのことに精力的に取り組んでいます。一度外に出たからこそ見えたという飯山の課題や、挑戦を続ける根本にある思いをお伺いしました。 絶望を味わった20代後半 18歳の時に始めたアルバイトは、長野市に店舗のあるアパレルメーカーの販売員でした。「当時は家業を継ぐことは考えていなかったし、親からそう言った話をされることもなかったですね」と話す鷲森さん。20歳の時に試験を受けて正社員となり、長野や東京でアウトドアの雑貨を扱うバイヤーの仕事を...